「生きてるだけで、愛。」を観ました.
長々と書く感想はなく,決してこうならないように気をつけて生きようという一言につきます.正直,主人公のやすこがとんでもなく自分に似ていてそして嫌いでした.
どこが最も嫌いだったか,甘いところです.考え方も態度も,子供じみてて甘いです.
大切にしたい人,大事な人ができたら,その時点で自分の心身は1人のものではなくなります.
自分は自分だけのもの,が当たり前じゃなくなるという方が伝わりやすいか.
自分の悲しみはその人の悲しみとなるし,その人の喜びは自分の喜びです.
自分の身体を傷つけること,粗末にすることはその人も蔑ろにしていることだと思います.
逆に,そういう好み方愛し方ができる人でないと,私は本当に心を開けないです.
やすこはそこを全く認識してなくて,というかつなきはそういう愛し方に値するような素晴らしい人間だと,少なくとも私は思ったのに,やすこがそうしないところにとても腹が立ちました.
自分を自分だけのものだと思っていないと,目覚まし時計であんなに頭をぶたないだろうし.本人の口からも,つなきは私と別れられていいなあとか言っちゃうし.
わかるけど.その気持ちめっちゃわかるけど.そこで止まって自分を自分だけのものだとただ思ってたら,穴の底にいるだけです.この点がとても甘いと思いました.
3年も一緒にいたら,カフェの人たちと違って,つなきは本気でぶつかっていくのに値する人間だと気づくはずです.逃げ腰です.
他者との関係を築く中で自分の心身に帯びてくる連帯責任のような感覚ってないのかな.私もそういうことを意識し出したのはこの一年くらいなんだけど......
エンディングテーマがとても良かったので貼っておきます.
多分1人で観に行ってたら泣いて止まんなかったと思います.友達がいて良かった.