Kim & Jessie & ......

見つけてもそっとしておいてください……。

誠実でいることの難しさ

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以前,ロウイエのブラインドマッサージについて感想を書いていました.

 

ufowohakken.hateblo.jp

 

少し前に書いた記事なので,今と文章のテンションがだいぶ異なり,読み返すのがちょっと気恥ずかしいんですが......

この作品は恋愛ものとヒューマンドラマを足して2で割った印象ですが,全然異なるジャンルの映画で似た演出をしている作品がありました!

 

去年ヒットしたホラー映画のドント・ブリーズですね.

 

www.bd-dvd.sonypictures.jp

 

これ,めっちゃ面白いんで,ホラーいける人は今すぐ,ホラーダメな人はだれかと一緒にキャーキャー言いながら観て欲しいなと思う作品なんですが,

これも,視覚障害者を演出にうまく利用しています.

「利用」って言い方が少し不謹慎だけど......

 

異なる点があるとすれば,ドント・ブリーズでは見えない人が1人だけで,観客と作中の登場人物の見える人々の視点は共有されていますが,ブラインド・マッサージでは全員が見えないので,状況を俯瞰し把握できる視点の保有者が観客のみという点です.

 

どちらもとても良い映画です.

 

 

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今日も,世界が自分にとって少し有利にまわっていくように,大なり小なり嘘をついたり,表現を工夫したりして他人とコミュニケーションをとってしまいました......

 

その具体的な内容は,わざわざ取り立てて懺悔するほどのことでもないし,懺悔したところで9割の人間がそんなこと気にするなよと言ってくれそうなほど,些細なことだとは自覚してるんですが,どうしても割り切れません......

 

 

 

最近とても,調子が悪いです.

自分を過剰に貶めているという自覚はあるんだけど,どうもその癖が抜けません.

特に,少し前にとても喜ばしいことがあったんですが,それに付随して今度こそきちんと生きようボロを出さないようにって,祈るような心地でなんとか毎日をやり過ごしているんです.自然体になりたい.緊張せず考えすぎず,発言や行動をしたい......

 

ビリヤードだって,入ってくださいと祈るような感じでついたって,キューが逃げちゃうじゃないか!

 

 

もう自分の性格がめんどくさくて困ります.

 

 

 

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親友(だった人)から届いたメールは,小中高大と16年目の付き合いにしては,とてもあっさりとしたものでした.

 

彼女とはもう2年ほど会ってはおらず(会いたいと言っても会ってくれないので2年会えていないのですが)今どんな容貌をしているのか想像もつきません.

 

昨年12月の私の誕生日に,詩を送ってくれたのですが,その後一度だけメールのやり取りをし,それ以降は昨晩メールが届くまで全く連絡を取っていませんでした.

 

今朝メールに気付いた時にはとてもとても嬉しかったのですが,読めば,なんというか,以前にも増して遠い人物になってしまったのではと思うような,拍子抜けするものでした.

 

 

彼女は,絵や文章の才能に溢れた人物でした.

 

小学校の国語の授業で,教科書に掲載されている絵を題材にオリジナルの小説を書くという課題があったのですが,彼女の作品が小学校中学年とは思えないほど洗練された物語で,その時,私は彼女と絶対に友達になろうと思ったんです.

 

それから,同じ中学校を受験し,のびのびとした中高一貫校で過ごしました.

彼女は芸術系のコースがある関西の私大に進学し,私は東京の総合大学に進学したという運びです.

 

 

彼女に避けられるようになった理由はなんとなく想像がつくのですが,そしてそれはそれで別に良いのですが,それ以上に,今回のメールは意図の見えなさがとても怖いんです.

そして,怖いなんて感情を持ってしまう自分にもうんざりというか,失望しています.

何も,彼女の気持ちをわかってあげられない.

 

このメールは果たして決別のメールなのか,すれ違ってしまってたけどまた会いましょうということなのか,でも,私はすれ違っていたなんてそもそも思っていません.

ただ,文字を追うだけ.頭に入らない内容.気味が悪いとすら思ってしまう自分も嫌です.

 

無邪気に教室で妄想話をしていたあの頃には戻れないんでしょうか.

もっと前,私だけ仲間外れにされてた交換日記を,教室でこっそり見せてくれた頃に戻れないのか,戻れなさそうです.

 

親しいと思っていた人が自分の知らないところでどんどん変わってしまうのは,切ないけれど,どうか元気で過ごしてて欲しいと遠くから願っているのが適切か.

 

大人になるにつれて,大事なものを取りこぼしたり犠牲にしたりしている,そんな実感です.